2022年02月17日

トリマーの養成と学習

カテゴリー:トリミング市場

こんにちは!QAL startupsの立石です。
今回はトリマーの学習方法についてお伝えします。

ご存じの方も多いと思いますが、ヒトの美容や理容とは異なり、犬のトリミングは国家資格ではありません。
しかし、犬について骨格や生体としての基本知識、ケアや管理の知識、
取り扱いの基本など必要なことが多くあるため、
民間資格や専門学校を中心に学習機会が多く設けられています。

例えば、トリマー養成の専門学校は全国で70件ほどあります。
また、民間資格はJKC、AAV、JDA、ICC、AHTA、AKC、SAE、JPLA、JCSAと団体別に発行され、
その中の資格の種類も分かれるため、15種類以上になります。

そして、その技能を競うコンテストとしては、各団体が主催するコンテストに加えて、
国内最大級のペットイベントであるインターペット内で行われる「ハッピーグルーミングコンテスト」
といったものがあります。
コンテストの種別により、ショークリップやペットカットなどと呼ばれ異なる技術が求められます。
また、レスキューグルーミングという、動物保護団体からの犬をトリミングするものもあります。

これらの技術は、専門学校での学習、就職後に先輩からの指導、実際のカットを通じて、
他店や海外へ実習に行ってセミナーに参加しての学習で身に付けます。

ところが、多くのトリマーにとって最適な教科書がないのです。
学生に対してはいくつか教科書があります。
しかし、独り立ちしたトリマーへの教材は商業誌や個別のセミナーしかありません。
「trim(EDUWARD Press社)」もその一つです。

コロナ禍以降、他業界と同様にオンラインでのセミナーやイベントが急速に増えましたが、
技術であるが故にプロフェッショナルの方の個々のテクニックは学べても、本質的なロジックは学べません。
また、実技のポイントを実践的な方法で学ぶこともできません。

様々な方法を通じて長期的に学習するコンテンツを出し続けること、
アーティスティックな技術職だからこそ、
感性だけではなく理論的な形で個々のトリマーが事業として成り立つための情報発信、
以上を兼ね備えたものが今後必要になるのではないでしょうか。