2022年04月07日

DGフィナンシャルテクノロジー石垣 恒氏×QAL startups浅沼 直之 スペシャル対談 Vol.3

カテゴリー:インタビュー/対談

オンライン決済導入時の注意点、必要事項

続き

浅沼:
キャッシュレスは動物病院にもマッチすると思いますか?

石垣:
そうですね。キャッシュレスによる訴求効果は物販だと顕著なのですが、
動物病院であっても利用者層にマッチした決済手段を導入すれば効果があると思います。
私の感覚になりますが、動物病院は東京だと自宅近くの一定範囲内に2〜3院あるように思います。
実際に通院することになった際、現金しか使えない病院と、クレジットカードやPayPayも
使える病院だったらどちらにかかるか、
選択は変わる可能性があります。

決済手段によっては、決済サービスにお金をチャージ後の残高が生じるため、
残高で決済ができたらお得という感覚で使うことがあります。
「PayPayの残高があるからこっちの病院へ行こう」という人もいるのではないでしょうか。
病院の場合、一回来院されるとリピーターになる可能性が高いので、効果は大きいと思います。

浅沼:
動物病院がキャッシュレス化することはマーケティングの要素も強いという意味ですね。

石垣:
あくまで予想ではありますが、そのような要素も有り得るのではないかと思います。

浅沼:
他に動物病院と似ている業界だと、人間のほうの病院になりますが、
具体的な医療における成功例などありますか?

石垣:
前提として、我々決済代行業者はあくまで裏方です。
本事例はパートナーであるオンライン診療サービス企業のクライアントの成功事例になります。

オンライン診療が盛り上がってきたのは、新型コロナウィルスの感染が拡大し、
厚労省がオンライン診療の要件を緩和したここ数年となります。

当初、初診はNG、往診でも限定的な科しかオンライン診療は使えませんでしたが、
コロナ禍で間口が広がり、初診も可能となる科が増えました。
我々はオプティム社が提供している「ポケットドクター」という
オンライン診療サービスにクレジットカード決済を提供しています。

オプティム社とは5年ほど前から提携していますが、コロナ禍で加盟される病院が増えました。
オンライン診療の領域は競合他社に先駆けて取り組んでいたこともあり、流通量が大きく伸びた実績があります。

動物病院専用オンライン決済アプリ「いつでもPAY」

浅沼:
今回、私たちも「いつでもPAY」という動物病院専用のオンライン決済アプリを開発していて、
御社の決済システムを利用させていただくことになりました。

「いつでもPAY」の機能としては診察料の後払いと先払いできます。

後払いは診察が終わったら、そのまま待たずに帰ることができ、
後ほど支払いができます。先払いは事前に決済料金が決まっているものに使えます。

たとえば、フードの取り寄せをした時には金額が決まっているので、
先にお会計をしてもらってから仕入れることができます。
これにより、未回収金のリスクがなくなります。

「いつでもPAY」は単純な支払いシステムだけではなく、
利用することにより、待合室の混雑緩和にもつながります。

ユーザーにアンケートを取ると、必ず待ち時間が長いというのが不満点としてあがってきます。
コロナ禍でもあり、三密回避としても、システムの活用でうまく解消できると思います。
また、専用アプリにした理由は、決済をいかにストレスなく、やりやすくするか、
UX/UIを重要視しているからです。

他にもいろいろと広げていきたいと考えていますが、
ぜひ石垣様には動物業界に対する期待するところと、
追加したら良い機能などのアドバイスをいただきたいです。

石垣:
「いつでもPAY」は、先払い、後払いとふたつの時間軸で決済できることが、
新しい機能だと思います。動物病院、患者様双方の課題やニーズにマッチした先駆的なサービスですので、
今後は、動物病院への導入促進や、飼い主様にたくさん利用していただくことを考えたいですね。

動物医療業界で、キャッシュレス決済による先払い・後払いという概念が浸透することが
着地点だと思っています。
我々も御社のサービスの拡大に貢献し、世の中のたくさんの方に使っていただけるサービスにして
いきたいですね。

今後は、サービスの運用に応じて、御社や動物病院などから「楽天ペイを使いたい」など、
新たな決済手段を導入したいといった要望も出てくると思います。DGFTの決済ソリューションであれば、
世の中に提供されている決済手段はほぼ対応しているため、すぐに実装できます。

動物病院にとって決済手数料は負担になりますが、患者様が利用する様々な決済手段が使えて便利だという
ソリューションになるよう、お手伝いをしたいと思っています。

浅沼:
ありがとうございます。「いつでもPAY」で一緒に業界を盛り上げていきましょう。

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